大人の遊び、33の富山旅
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巡ること、比べることで、もっと深く物事がわかり、何倍も面白さが増していく、そんな旅の愉しみ方がある。豪農の館と豪商の館を巡る旅もその一つ。

加賀百万石の治世が築いた徳地の歴史と文化。その経済力を背景とする豪農と豪商それぞれの暮らしぶりは、歴史的にも文化的にも実に興味深い。

独自の農政制度である十村役を代々務めた内山邸は、富山藩時代の豪農屋敷の特色を今に伝える。その敷地は広大で、3つの茶室に象徴されるように、当時の千石地主の繁栄ぶりが偲ばれる。案内板に誘われるままに拝観するだけで、博物館を愉しむような満足感を得られる。

一方の菅野家住宅は城下町高岡の商人町に佇む豪商の館。外観は黒漆喰を塗り、2階には観音開きの扉を付け、屋根には大きな箱棟を付ける等高岡の土蔵造りの代表的な特徴を備える。数寄屋風のホンマは、屋久杉の天井板や鮮やかな朱壁など、そのこだわりに驚嘆する。現在も居住されているので、一部のみ公開されている。

豪農の館と豪商の館、どちらも贅を尽くした住宅ではあるが、その趣は大きく異なる。十村役や北前船など、加賀百万石の歴史を存分に湛える二つの館を、巡り比べて愉しみたい。2016年9月1日〜2017年3月31日まで、豪農の館「内山邸」VS豪商の館「菅野家住宅」の違いがよく分かる徹底ガイドを両館で配布している。
二つの異なる館を巡って、豪農と豪商の歴史と文化を堪能する。

2016/9/1~2017/3/1
両館にて、豪農の館「内山邸」VS 豪商の館「菅野家住宅」徹底ガイドを配布中。

比べるほどに面白さは増していく。 豪農の館「内山邸」VS 豪商の館「菅野家住宅」 徹底ガイドで二つの館をじっくり見学。
※2017年3月末日まで

豪農の館 内山邸

内山邸は越中一千石地主といわれた豪農の館。広大な庭園に様々な植物が茂る屋敷林を有し、現在もなお、江戸時代の豪農屋敷の構えと生活様式がとどめられている。

  • 田園風景の中に建てられた館

    代々、千石地主として知られた内山家の私宅は、田園風景の中に点在する屋敷林の一つ。

  • 広大な敷地に配された部屋

    座敷や広間の構成は藩政時代の伝統を受け継ぎ、いろり部屋や作業場、台所などは農家としての特色を残す。

  • 千石地主の繁栄ぶりが偲ばれる所蔵品の数々

    選びぬかれた材で作った表座敷や書院、多種類の庭木、名石等が配置された広大な庭園。

アクセス・インフォメーション

    • 富山駅→〈富山地鉄バス「八幡経由四方行き」〉15分/住吉内山邸口下車)→(徒歩 20分)→豪農の館 内山邸
      ※時間は目安


      豪農の館 内山邸

      TEL.076-432-4567
      富山市宮尾903
      【開館時間】9:30~17:00
      【休館日】火曜日
      【入館料】200円



豪商の館 菅野家住宅

北海道との通商などで家業を広げ財を築き、高岡の政財界をリードしてきた名家の館。山町筋にある土蔵造りを代表する住宅として重要文化財に指定。

  • 町家の中に 建てられた館

    商都高岡の繁栄を支えてきた商人町「山町筋」に造られた土蔵造りの商家の一つ。

  • 奥行のある 見事な町家

    質の高い伝統的な町家が多く残る高岡市の中でも、大規模で最も質の高いもののひとつとして貴重。

  • 独特の美意識と 優れた意匠の数々

    黒漆喰仕上げの重厚な外観と正面庇の天井飾、軒を支える鋳物の柱など、見事な意匠が施されている。

アクセス・インフォメーション

    • ●新高岡駅→〈JR城端線〉3分、または〈シャトル6〉8分)→高岡駅→(徒歩 10分)→菅野家住宅

      ※シャトル6は10分間隔で1時間に6本運行
      ※時間と距離は目安


      豪商の館 菅野家住宅

      TEL.0766-22-3078
      高岡市木舟町36
      【開館時間】9:30~16:00
      【休館日】火曜日、厳冬期(1〜2月)
      【入館料】200円

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