深山が時を止めて育んだノスタルジック・ジャパン




「五箇山合掌造り集落」

相倉集落は庄川からやや離れた段丘上に位置し、北東にゆるく傾斜する細長い台地に広がる。この集落にある32戸の住宅のうち20戸が合掌造り家屋となっている。菅沼集落は庄川の谷あいにせり出した平坦地にあり、三方を庄川に囲まれ、もう一方は雪持林の茂る急斜面となっている。集落には現在12棟の家屋があり、そのうち9棟が合掌造り家屋である。「合掌造り」とは、日本有数の豪雪地帯で知られる白川郷・五箇山地方で、特徴的に見られる急傾斜の切妻造り・茅葺きの民家のこと。1階は大工の手で造られ、屋根を構成する合掌部分は村人が自分達で造ったもので、広い屋根裏では養蚕が行われていた。 世界遺産の登録と東海北陸自動車道の開通によって、いまや日本を代表する観光地となり、「ミシュラン・グリーンガイド・ジャポン2009」では、五箇山が東京、京都と並んで最高峰の三つ星観光地として評価された。




〈合掌造り建築の見所ガイド〉

合掌造りとは、両手を合わせて合掌をしたようなカタチで建築された、急勾配の屋根を持つ住居を言う。 桂離宮を世界に広めた世界的建築家 ブルーノ・タウトも絶賛した合掌造り家屋は、まさに機能美を極めた建築だと言える。その際立つ特徴は「急勾配の屋根を持つ外観」「生活の機能と一体化した空間づくり」にある。


①外観
60度の急勾配を持つ茅葺き屋根。この傾斜は、豪雪による雪下ろしの作業軽減や多雨地帯でもあることによる 水はけを考慮したもの。




②2階
茅葺でありながら切妻造りで造られているのも、屋根裏部屋を積極的に作業場として使うため、広々とした空間 を生み出す必要があったこと、加えて、開口部で風と光を取り込むことで蚕の飼育に適した環境を作り出すため。


③2階天井

釘を一切使わず、縄とねそで結び上げて造られている。まさに合掌造りの凄さが一目瞭然でわかる。






④1階天井
一般的な民家に比べて柱や梁等の部材が太く貫を密に入れるなど、全体的に堅固に造られており、大きな屋根と 積もる雪の荷重に耐えれる構造となっている。斜面に生える根元が曲がった樹木を梁として使っていることに注目。


⑤縁側の外に広がる風景
今も20棟の合掌造り家屋が集落として残り、日々の暮らしが営まれている相倉合掌造り集落。その家屋は主と して江戸時代末期から明治時代末期に建てられたもの。


五箇山相倉合掌造り集落/所在地:富山県南砺市相倉611
五箇山菅沼合掌造り集落/所在地:富山県南砺市菅沼436
電話:0763-66-2468(五箇山総合案内所)





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